不思議な世界

 

皆さんこんにちは。

 

今日は休みを利用して3冊の絵本を読みました。全て同じ作者の本で、何というか、一言で表すと「独特」な作者です。

 

その作者の名は……

ショーン・タン

オーストラリアの作家さんです。

 

図書館に入りふと見た新刊の棚の中にあった、目を引く表紙がこれ

 

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こんなに綺麗な二度見久しぶりにしました。

セミ、、セミかー、、えっ!セミ!?」

スーツ着てますやん。

ネクタイ締めてますやん。

手4本ありますやん。

 

この表紙からもわかる、彼の独特な感性

 

図書館入った瞬間、目ぇ合ったもん。

もう、このセミの方から私のこと見てきてたもん。

 

内容も最高に最悪

人間の汚さとそれに耐えるセミの社員

解釈は色々できると思いますが、

風刺的な内容であることはまちがい無く、

人種や性的マイノリティなどに対する差別をモチーフにした内容だと私は感じました。

予想を裏切られるラストシーンも見どころです。

 

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それに何より、緻密な絵のタッチ。

 

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オフィスの様子も、人の立ち姿も、セミのリアリティーも全てが生きている。色使いも本当に面白く、「どんな描き方したら、こんな質感になるんだろう」や「ここに白を入れると目の感じが出るのか」など、読むのに時間がかからないはずの短い絵本に、30分くらいずっと見入ってしまいました。

それくらい素晴らしい絵でした。

 

もし興味のある方は、一度手に取って呼んでみてください。

この作者の絵本はぜひ購入して、いつでも手に取れるようにしたい本の一つです。

いや、必ず購入します。

 

残りの2冊も紹介しますが、次回に回したいと思いますので、楽しみにしていてください。

 

ではまた、

 

 

 

…続く