将来絶対に太ると思う

 

皆さんこんにちは

 

 

 

夜9時頃、ふと思った。

「甘いものが食べたい。」

昨日から続く雨が上がり、雲の切れ間から月がのぞいた頃に、私の心の隙間から甘味を求める欲望が顔を覗かせた。

 

冷蔵庫を開けた。

タマネギ、大根、ポン酢…

サラダを食べたいわけじゃない。

サツマイモ…

これだ。

 

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こいつを使って何か作ろう。

時間は9時10分。

私に妻がいれば、間違いなく制止されていたであろうお菓子作りを始めよう。

そう思ったのも、この予測不能な天気がそうさせたのだろう。

 

軽く水で洗い、まな板に乗せる。

ピーラーで皮を剥き、再度まな板に乗せようとした時、アジサイのような紫色の水滴がまな板に残っていることに気づいた。

 

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アクを抜いて変色を防ぐ。

ナスを調理するときも同様だ。

 

茹でてもいいが時間がかかる。

電子レンジを使って芋に火を通そう。

600Wで5分。これである程度火は通る。

その間に調味料の用意だ。

 

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サツマイモ1本

牛乳60ml

砂糖20g

卵黄1個

甘さは控えめにしよう。

 

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そしてサツマイモを潰す。

日頃の不条理を潰すように。

ストレスをヘラに込めて潰す。

牛乳を加え押しつぶす。

砂糖は半分加えて捻り潰し、

残りの半分を加えスリ潰す。

 

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これくらいにしといてやろう。

サツマイモ自体に恨みはない。

やや粘りが少ない気がするが…

昔わざとファールを打つ高校球児が話題になったことを思い出した。

そこまでの粘りはいらない。

 

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形作って表面に卵黄を塗った。

こうすることで表面に綺麗な焼き色がつく。

卵白はこのあとスタッフが美味しくいただいた。

ここまで来れば後は焼くだけだ。

 

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うちにオーブンはない。

コツコツ、トースターで焼くことにしよう。

コツコツやボチボチという言葉は好きだ。

言葉のニュアンスが好きだ。

今の時代皆、目まぐるしく動きすぎているんだ。

常にジェットコースターに乗っているんだ。

頑張りすぎているんだ。

たまには深夜にお菓子を作るバカバカしさも必要だ。

 

さて焼き上がったぞ。

なんでもそうだがタイミングが肝心だ。

今頃になってしまえば、先ほどのような胸を掻きむしるほどの甘味への欲求はおさまっていた。

 

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なかなかの出来だと自賛しよう。

口に入れると、卵の焼けた味の後に、サツマイモのふわっとした甘味が口の中に広がった。

うまい。

しかしもう少ししっとりしていても良い。

少し牛乳が少なかったか…

そして何か足りない気がする。

なにか… 

 

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お前か…

調理器具の後ろに隠れて、ことなきを得たな。

まぁ、仕方ないか。

 

夜中にこんな訳のわからない文章を書いてしまったのも、このわけのわからない天気がそうさせたのだろう。

そうであって欲しい。

そうであると信じている。

 

また、ボチボチ頑張るか

料理も作画も…

 

 

 

続く…