不安をあおって視聴率を上げる作戦

 

 

 

みなさんこんにちは。

 

昨日、

「貯金は安全か」という、誰が考えても

「間違いない」と長井秀和ばりに答える質問をしたわけですが、再度しっかり考えていきましょう。

 

経済的な見方をすると、日本は失われた20年、いやそろそろ失われた30年と言われるようになってきました。

30年間経済が停滞している。

または上向いていても、その実感が国民に感じられていないという状況です。

 

私は今27歳なので、生まれてこの方失われ続けているわけです。

「私の青春を返してください!」

 

でも物の値段は上がっているわけで、

昔100円で買えた缶コーヒーも今は130円。

値段が変わっていないポテトチップスも内容量が減っていたりするわけです。

 

こういったものやサービスの値段が上がってゆくことをインフレーション(インフレ)といいます。

 

日本をはじめ、世界的な指標として、年間2%のインフレをさせようと国は頑張っています。

 

急に意味のわからないことを言い出したと思った方、

「2%のインフレ?なにそれ美味しいの?」

と思った方、言い方を変えます。

 

つまり国は、物やサービスの値段を毎年2%ずつ高くなるように、経済を発展させようとしています。

 

今日100円で買えていたものが、1年後は102円。

今日100万円で買えていたものが、1年後は102万円になると考えてもらえるとOKです!

 

その割合で物価が上がっていく、物の価値が上がっていくことが、経済の発展には好ましいと世界の国々で周知されているわけです。

 

しかし別の見方をすれば、

今日銀行に預けていた100万円は、1年後には98万円の価値しか無くなってしまう。と考えることもできます。

 

難しい言い方をすれば、

物やサービスの値段が上がるということは、

相対的にお金の価値が下がるということです。

 

今、ほとんどの銀行預金で、何%の利息が入るか知っていますか?

 

0.001%です。

 

100万円を銀行に預けていても、1年後に10円の利息が返って来るだけです。

にもかかわらず、土曜日や日曜日にATMでお金を引き落とすと、200円前後の手数料が取られます。

 

 

さて、話を戻します。

理想的に経済が発展すると、2%ずつ物の値段が上がってゆく。(お金の価値が2%下がる)

でも銀行には付けているだけでは、0.001%しか利息はつかない。

ということは、

銀行に預けているだけの人は、毎年1.999%、(ほぼ2%ですね)預けているお金の価値が下がってゆくということです。

 

みなさんが銀行に預けている100万円は

来年98万円の価値しかなくなっています。(額面上は100万円です)

 

さて、もう一度聴きます。

「貯金は安全ですか?」

 

 

 

…つづく