「会社を買う」という常識
みなさんこんにちは。
前回の記事に「焦(じ)らすな!」
というコメントがあったので、今回は私の考えを伝えたいと思います。
「じらす」と「あせらす」って漢字にしたら全まったく同じで、はじめどちらの意味かわからなかったことは内緒です。
さて、銀行に預けていても、お金の価値は目減りしていくという話を前回行いました。
「じゃあどうすればいいのよ!」
「お先真っ暗!」
「助けてドラえもん!」
というセリフが至るところから聞こえてきますが、答えは簡単です。
投資をすればいい
「いやいや、そんなギャンブルみたいなことできねーよ」
「簡単に言うんじゃねーよ、ばかやろー」
自分で書いていて辛くなるので、罵倒はこれくらいにして、
実際、アメリカでは家庭の金融資産の53.2%を株式や投資信託、債権などの「リスク資産」にかえて保有しているというデータもあります。(2013年時点)その他は預金に12.7%、あとは保険、年金等です。
一方日本は、預金が53.1%、「リスク資産」は16.1%、あとは保険、年金等です。
明らかに「リスク資産」への運用がの割合が低いことがわかります。
もし、投資がギャンブルであるなら、アメリカ人はみんなギャンブル的に資産を投げているのでしょうか。
そうではありません。
投資に回すことで、資産が増えていくことがわかっているから、「リスク資産」に変えているのです。
じゃあ、アメリカ人はみんな賢くて、日本人はみんな馬鹿なの?
人種のちがい?どうして日本人は投資をしないの?
(ちょっと差別的な書き方になってしまいましたすいません。人種や国籍、知能の問題では断じてありません!!)
と疑問が湧くと思います。
いや、湧いてください。
これは、教育のちがいが大きいと思います。
というのも、アメリカでは「ファイナンス」の授業が進んできています。
これは日本の「政治経済(政経って呼んでたね)」のような経済の仕組みみたいなものではなくて、
「クレジット」や「ローン」、「株式投資」や「金利」などについてが扱われます。
最近読んだ本では、これがわかりやすくて面白かったです。
学生の頃からこういった教育を行うことで、投資や運用についての抵抗感が緩和されていることが大きいと思います。
日本ではそういったファイナンスについて学ぶ機会は授業の中では殆どありません。
ではどうやって学ぶか・・・?
大半が親からですよね。
もし親が、
「投資なんてギャンブルなんだから絶対にしてはだめ!」
という考えの人なら、その子どもは十中八九投資をしない大人になりますし、
「コツコツ働いて、銀行に預けておくことが一番安全なのよ」
と伝えれば、忠実にその教えを守るでしょう。
そして貯金額は増えれども、少しずつお金の価値を目減りさせてしまう自体に陥ってしまっているが現実です。
株式投資はなにも怖いものでも、ギャンブルでもなく、
わかりやすく言うと、その会社を買うことです。
その会社が利益を出せば「配当」という形でお礼をもらえます。(インカムゲイン)
「その会社の株がほしい!」という人が多くいれば株価自体が上がって利益が出ます。(キャピタルゲイン)
大半の人が、株式投資と聞くと、「キャピタルゲイン」つまり、安く買って高く売る
ことを想像します。
「一攫千金だイェイ!イェイ!」と言っている人は完全にこちらの人です。
それだけではありません。株式は持っているだけで、毎年「配当」を出してくれ、「株主優待」を出してくれます。
(配当も株主優待も、出している会社と出していない会社があります!気をつけてね)
みんなが知っている、
どういう意味かというと、オリックスの株を今100万円分買うと、1年で5万8000円の配当が入るということです。
銀行に預けていると、0.001%
オリックス株に変えておくと5.8%
・・・・・・・・・・?
銀行に預けておくと0.001%
オリックス株なら5.8%
・・・・・・・・・・!
銀行なら0.001%!
オリックス株なら5.8%!
さあ、どちらのほうが賢い選択でしょうか・・・?
・・・つづく。