困った子は困っている子【ネタバレ注意】

【ネタバレ注意】

 

みなさんこんにちは。

 

先日、職場のデスクの上にこの絵本が置かれていました。

 

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「おこだでませんように」

くすのきしげのり 作

石井聖岳

 

おそらく

「読め!」

と言うことなのだろうと思い

パラパラと読みました。

 

率直に言うと、

この絵本は大人にこそ読んでほしい!

また、子供のいる大人にこそ読んでほしい!

そんな作品でした。

 

【あらすじ】

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何をやっても怒られる主人公の男の子。

妹とケンカをしてはお母さんに怒られ、

大好きな虫を捕まえると学校の先生から怒られ、

遊んでくれない友達に殴りかかり、担任に怒られます。

 

男の子なりの正義や思い、考えはあるのだけれど、それを口にしないので、いつも一方的に怒られてしまいます。

 

そんな男の子が、七夕のお願い事に願いを込めたのが、「おこだでませんように」

一文字一文字心を込めて書きました。

 

それを見た担任の先生が、涙を流して「ごめんね」と抱きしめてくれます。

 

そんなお話。

………………………………………………………

 

この絵本は実際に手にとって読んでほしい。

大人は大人の都合で子供を叱ってはいないか?

子供の心を十分に理解できているか?

そんな事を再確認できる絵本です。

 

この男の子の乱暴な様子や、

短冊に書いた字の間違い方などを見ると、

いわゆる「グレーゾーン」の男の子なのでしょう。

その子たちには、その子たちなりの世界があり、考えがあり、思いがあり、ペースがあります。

もちろん、他のクラスの子どもたちも同じように世界があります。

それぞれの思いを大切にして、対話をしながら関わることが大切だなと、この絵本から学びました。

 

前に誰かが言っていた気がする。

「困った子は困っている子なんだよ。」

 

大人が思う困った子

どうしてそんな困った事をしてしまうのか

その子自身わからなくて困っているかもしれません。

 

「お話をしたいのに友達に何と言って声をかけたらいいのかわからない。だから叩いてしまう。」

「椅子に座っているとお尻がムズムズしてすぐ立ち上がってしまう。」

「黒板を写そうとノートに目を移すともう忘れてしまう。」

「自分の思っている事を、きちんと言葉にできなくて、伝えられない。」

 

そんな悩みがあるかもしれません。

じゃあ大人はどうすればそんな子たちを助けられるでしょうか。

たぶん、叱ることではないと思います。

 

私自身またゆっくりと考えていきたいと思っています。

 

 

 

 

真面目か!

 

…続く

 

 

追伸

この絵本、すでに購入しました!!

みなさんもぜひ!